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コットンは自然派じゃないの?! コットンというと、多くの人は"自然派"のイメージを抱くのではないでしょうか。綿100%なら安心、下着など直接肌に触れる服は、とにかく綿をと選んできました。だから、お店に並ぶほとんどのコットンが、実は農薬付け、化学薬剤づけということを知ったときは驚きました。 綿100%といえば、自然そのままという意味だと無邪気に信じていました。ところが、実は生産の現場で何が行われているか知れば知るほど、現代の経済優先社会の害悪が見えてきたのです。あらためて棚に目をやると、キレイに糊付けされ、真っ白に仕上がった美しいコットン製品たちが、なんだか悲しげに見えました。 オーガニックコットンってな〜に?
100年も昔のコットンはみんなオーガニックでした。もちろんわざわざ"オーガニック"なんてことわる必要もありませんでしたが、「安く、大量に」という要請のもと、コットンの栽培には大量の農薬と、刈り入れを早めるための枯れ葉剤の使用があたりまえになっていきました。「枯葉剤ですって?!」・・・そう、ベトナム戦争では兵器として使われたものです。 オーガニックコットンはこうした農薬の害に身体をむしばまれる危険にさらされた農業者自身が、自主的に無農薬有機栽培に切り替えることによって、現代によみがえった昔ながらのコットンのこと。正確には3年以上農薬も化学肥料も使っていない土地で栽培された原綿を、加工の段階でも化学処理をせずに作られた糸や布地を指します。愛情をこめて大事に育てられた、素朴でやわらかな、コットンのイメージそのままの、ほんもののコットンということができます。 素顔のままで つみとった綿花は、糸に加工され、そして生地に織られます。一般のコットンは、大量生産のできる高速機で紡績します。糸切れせず、高速に耐えるように化学糊などの補助剤、添加剤が使われます。加工後これを取り除くためにまた強い化学薬剤で処理されます。その後も布地にするまでに各種の化学薬剤が使われ、排水として川に、そして海に流れてゆきます。オーガニックコットンは、労力をかけて無農薬で栽培した綿なので、化学処理で台無しにしないよう、化学薬剤のかわりに蜜蝋(蜂の巣からとったロウ)、小麦粉、なたね油など、食べられる天然の補助剤を使い、糸が切れないよう旧式の機械でゆっくりと時間をかけて紡績されます。布地にするときも、漂白も染色も化学処理せず熱水と天然石けんでやさしく洗って仕上げます。 効率は悪いし、できあがりの色は白くなく、糸の太さも不均一。工業規格からは"不良品"のレッテルを貼られてしまうものもありますが、そのかわり空気をたっぷりと抱き 込んで、コットン本来のやわらかさと暖かみを持った最高の肌触りが生まれます。 飾らない素顔のコットンです。 日本における先駆者、宮崎道男氏 さて、ここでオーガニックコットンの日本での広まりに大きな役割を果たした一人 の人物を紹介しましょう。その人の名は宮崎道男さん。アメリカ中を駆けめぐって、 コットンの種から製品までのすべての段階で、一切の農薬・化学薬剤を使わない供給 ルートを確立した方です。 e-babyグループ(イーベビー+旧マザーズクラブ+赤ちゃんファミリー市場研究所)
代表の大久保忠男と宮崎道男さんとは、20年来の知己で すが、今から10年前に、2人が中心となり、有志とともに、100%本物のオーガニックコットンを日本に紹介するための仕組みを立ち上げました。
名付けて『NOC日本オーガニックコットン流通機構』。1994年3月のことです(発表当時の新聞記事)。以来、ピュアなオーガニックコットンを保証するために、製品の流れを厳しく管理できる事業環境を整備するとともに、新聞やTVなどを通じて、オーガニックコットンについての広報活動を行ってきました。(広報活動の一部紹介)
NOCマークは純正オーガニックコットンのシンボル 1990年代後半には、環境保全や健康志向の高まりで、オーガニックコットンは急速 に市場の注目を集めるようになります。そのため、ふつうのコットンにオーガニックコットンを混ぜたものや、単に漂白しない生成りのものを、あたかもオーガニックコットンのように販売する…といったことも出てくるようになりました。 混乱のなかでオーガニックコットンが本来の意義を失ってしまうことがないよう、 NOCでは原綿段階から最終工程まで100%オーガニックであることの証として『NOCマーク』をつくり、商品ひとつひとつに付けることにしました。その製品がどの工場でどのように作られたのか、さらに原綿はどこの畑でどのように栽培されたのかまで遡ってたどれる、いわば血統書付きコットンです。 近頃食品業界で喧伝されている〈トレーサビリティ〉を、既に10年前から衣料分野で先駆けて実施してきました。 その甲斐もあって、NOCブランドは、北里大学の化学物質過敏症施設の厳しい審査を通った唯一のオーガニックコットン製品として、安全性の実績を加えました。また、多くの大手百貨店やカタログ通販など、こだわりを持つ店舗や通販ページで紹介されるようになりました。 NOCの趣旨に賛同してくれているメーカーは十数社にのぼり、NOCの要求する厳しい基準のもと、生産しています。 (NOCは、その本来の社会ビジョンを達成するために、2004年8月、特定非営利活動法人(NPO)となりました。) e-babyグループの取り組みと思い
e-babyグループがNOC設立の一翼を担ったのは、言うまでもなく100%ピュアなオーガニックコットンで赤ちゃん用品を作りたかったからです。せっかくこの世界にやってきてくれた赤ちゃんを、本物のやわらかさで包んであげたい。それから、アトピーやアレ ルギーの赤ちゃんにも安心して着てもらいたい。そしてもうひとつ、農薬や化学薬剤 で地球を汚すのは、もうやめにしたい。 e-babyは、そういう思いで、NOCマークで保証されたベビー肌着やベビー寝具、ママのためのパジャマやバスタオルなどを、当e-baby-shopや成育医療センター(注1)他を通じて、赤ちゃんとママに提供していきます。 トマトやきゅうりがひとつひとつ色づきが異なるように、綿も育った農地や刈り取りの時期により色合いが微妙に異ります。また、化学的な機能向上のための処理をしないので 紫外線で色が変化したり、洗濯したら縮んだりと、綿本来の変化も起きます。それも自然の姿。天然のままだからこその特徴です。 神様が裸の人間のために特別に用意してくれたとしか思えないほど、そのままで最 高の繊維であるコットン。その本当の味わいを、ひとりでも多くの人に知ってほしい …そう願ってやみません。 オーガニックコットンストーリー…2へ→ |
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